5Gや人体への影響などが話題となりやすい電磁波とは、一体どんなものなのか。目に見えない(invisible)、触ることもできない(untouchable)。ところが、例えば磁性体を使うと磁場を見ることができる。代表的な例が砂鉄である。磁石の上に敷いた紙の上に砂鉄を撒くと、磁力線の様子が目に見える形となって現れる。
もう一つ、面白いものがある。それが磁性流体と呼ばれる液体である。この磁性流体は磁場の形に従い、様々に変化することが知られている。下の写真は、磁性流体の下に磁石をかざし、磁石からの磁場の形を観察している様子である。磁石を近づけたり遠ざけたり、あるいは左右に振ってみると、磁性流体が様々に変形する。
磁場の形に従う磁性流体
電磁石(コイルに流す電流により磁場を発生)を使えば、容易に磁場を変化させることができる。つまり、磁性流体にダンスを踊らせることも可能。磁性流体アートとも呼ばれている。