私たち人間も電磁波を発していると言ったら、驚く人も多いかもしれない。最近は、あらゆる場所で検温が実施されるようになった。おでこや手首に非接触でかざすタイプの体温計や、検温技術と顔認証技術を組み合わせたシステムもあり、後者は顔全体の温度分布がサーモグラフィーとして測定できる。

私たちの身体も含めあらゆる物体の各部位は、その温度に応じて異なる周波数の赤外線を放射している。赤外線は、波長が概ね700nm(ナノメートル)~100万nm(=1mm)の電磁波。可視光線(人の目に見える電磁波)の内、赤色(波長625~780nm)の外にあるという意味で、赤外線と呼ばれている。

電磁波で温度の分布までわかる

赤外線の発見は1800年に遡る(Sir Frederick William Herschelによる)。現代において赤外線は、体温測定の他にも、例えば天体観測、建築物の調査、ストーブ、オーブントースター、通信など、様々に応用されている。世界の研究者・技術者たちに、敬意を表したい。

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