Radiation House IIRadiation House II

今週からドラマ『ラジエーションハウス II』が始まった。「写真には必ず真実が映る」と信じる診療放射線技師が主人公である。MRIやCTの画像などから、プロでもなかなか見付けづらい真の原因を見抜き、患者/被験者の回復へ陰ながら寄与しようとする一途な姿は心を打たれる。今週はそのシリーズ IIの第一回が放映された。

Radiation House

このドラマでは、医療のような命を扱う施設でさえも、経済効率性を最優先していると初期設定されている。そして、経営陣とは異なり、医療現場に立っている医師・技師や患者の立場から観れば、経済効率性により失っているものが大きいと感じさせる。そして、「ネット時代の距離が遠いサービス」よりも「人の顔が見える医療行為」の重要性が、前作『ラジエーションハウス 』も含め、数々の具体例と共に提示されている。

ドラマでも、皆が嫌がる検査(画像診断)。「顔が見える」という意味では、シースルー検査室は、医療現場でも実証された施設である。例えば、ドラマに何度か出て来る「突然の発作」。ドラマでは、例えば医師の目の前で患者が発作を起こす場面が見受けられるが、実際の医療現場では「検査室の中で被験者が一人っきりの状態で、発作が発生」というリスクのより高い場面もあり得ると言われている(原因:造影剤に対するアレルギーなど)。ドラマの中における検査室は、技師たちが皆、検査室の中を覗き込めるほど大きなサイズの窓が付いている。しかし、実際の検査室の窓はもっと小さい場合が多い。シースルー検査室であれば、皆の眼がより届くため、安全性が高まる。

 

ラジエーションハウス II  STORY #1 ウェブサイト】より抜粋

五十嵐唯織(窪田正孝)は、「写真には必ず真実が映る」と信じる診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医・ピレス教授から才能を認められた唯織は、ずっと思いを寄せていた幼なじみの甘春杏(本田翼)が放射線科医として勤務する甘春総合病院に採用された。医師免許も持つ唯織は、その天才的な読影能力を発揮すると、新人放射線技師の広瀬裕乃(広瀬アリス)や、放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)ら『ラジエーションハウス』の仲間たちと力を合わせ、数々の患者の命を救った。ピレス教授から、人工知能を使った読影補助ソフトの開発プロジェクトに誘われた唯織は、渡米を決意し、仲間たちに別れを告げた。杏は、そんな唯織に「あなたが手出しできないくらい優秀な放射線科医になってみせます。だから……必ず戻ってきてください」と約束する――。その約束から2年後。プロジェクトがひと段落した唯織は、日本に帰国し、甘春総合病院への復帰を望んでいた。だが、甘春総合病院は・・・

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